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『元禄繚乱』(げんろくりょうらん)は、1999年1月10日から12月12日に放送されたNHK大河ドラマ。 == 概要 == 江戸時代を扱った作品は1995年の『八代将軍吉宗』以来で、忠臣蔵を題材としたのは1982年の『峠の群像』以来、大河ドラマ初期の1964年の『赤穂浪士』以来4作目となる。原作は1950年代末から1960年代初頭にかけて連載された舟橋聖一の『新・忠臣蔵』で、舟橋作品の大河ドラマ化は第1作の『花の生涯』(1963年)以来となる。主演の五代目中村勘九郎(のちの18代目中村勘三郎)は『武田信玄』(1988年)以来の出演で、4度目の大河ドラマ出演にして主役抜擢となった。 仇討ちにより、箍が緩んだ元禄時代の世相と五代将軍・徳川綱吉の治世への抗議を目論む大石内蔵助、吉良上野介の親類である米沢藩上杉家と赤穂浪士とを相争わせ、己の権勢のために両藩の取り潰しを狙う柳沢吉保、その柳沢の謀略の阻止を狙う米沢藩家老・色部又四郎、この3人の謀略戦を主軸にして忠臣蔵を描いている。 本作は、放送中盤までアバンタイトルを採用していない。その後、本放送のときのみ「元禄繚乱1分前」というミニコーナーが設けられ、その後正式にアバンタイトルを導入した。 オープニングは元禄時代と忠臣蔵を組み合わせた活発さ・賑やかさをイメージしたテーマ曲と、元禄文化の一つでもある歌舞伎・浄瑠璃をイメージしたCGのタイトルバックが使われた。しかし池辺晋一郎作曲のメインテーマ曲は尺の都合で構成上重要な再現部(主題)がカットされてしまい、それゆえ締りのない印象になってしまった。タイトルバックの映像も画面外からいきなり菊の花が生え出してその上で歌舞伎役者が踊り出す、行列の背景にいきなり人の何倍もある巨大な蓮の花がせり上がってきてその中で盆踊りが始まったかと思えば更に別の蓮の花が咲いて踊っていた人々を覆い隠し、中央で女性一人がタオルをブンブンするなど、あまりに不自然さ・意味不明さが目立つ上、最後はけたたましいオーケストラの音と共に何の脈略もなく富士山の背景に朝日が昇るなど無理矢理で、曲の主題が削られたこととも相まって非常に散漫な印象であった。このコンセプトの定まりきっていない様子は、松の廊下刃傷・吉良邸討ち入りというネタで1年間の話を引っ張らなければならないゆえ別のエピソードを色々と盛り込んだ本編の散漫さとも重なり、作品全体のイメージが冗長で冴えないものとなってしまった。必然的に主役であるはずの大石内蔵助の印象も薄くなり、同役を務めた中村勘三郎は嫌々演じていたことを後に告白している(後述の脚本家とのトラブルも参照)。 大河ドラマを数多く演出した大原誠チーフディレクターの、実質最後の大河作品である。過去の大河作品で主役・準主役を演じたスター達が数多く助演しているほか、歌舞伎俳優や歌舞伎出身の俳優が数多く起用された。また、その後の大河ドラマで主役を演じる事となる滝沢秀明と宮崎あおいも加えると、大河主演経験者の出演が最多の作品となっている。 鈴木保奈美はこの作品を最後に芸能活動を一旦休止した〔2011年の大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』で復帰。〕。そのため、物語後半から鈴木演じる染子の描写は少なくなった。 平均視聴率は20.2%、最高視聴率は28.5%〔ビデオリサーチ NHK大河ドラマ 過去の視聴率データ 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「元禄繚乱」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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